でーたまいにんぐ

もーすぐCRM EXPOですね。お仕事柄徘徊に行きます。
この業界では盛んにデータマイニングで顧客の隠れた要望をゲットしてうはうは、などといううたい文句が舞いますが、それを買うがわのお偉い人は、そんなものは使えない、と思っている。よくデータマイニングの例として使われるビールとオムツの話、あれがいかん。顧客のデータと買うものの共起関係をとってみたら導きだされた、というスーパーの例ですね。意外性という点ではいいのだろうけども、そんなこと知ったってうれしくないやい。この例から感じるデータマイニングの凄さは、いままで見えなかった意外な関係性が見えてくるという奴ですか。んー、間違っているとはいわないけれども違和感を感じるなあ。単純な共起関係によって導き出されるようなものなら、ある程度のあたりをつけたりとか、それなりの背景がなければ、たかがコンピュータが出した結果に意思の決定をさせるほどのお金なんてありはしません。
見たいけれど見えないものをいかにして視覚化してあげて、意思を決定する人たちに提示するか、ってための途中に効果をもたらすツールだと思うよ。大量のテキスト処理とかねー。この辺の技術は最近ではblogまわりで少しずつ片鱗を見せるようになってきた気がするけれども、今年のEXPOではその辺を活用した例なんていうのがたくさん出てくるのでしょう。本当はさらにウェブの構造と絡ませるとすごく楽しいのだろうけども、僕の技術力じゃあそんなところまでたどり着けなかったというのがMineBlogとかいう先日論文誌にも載っちゃったアレですワイ。ただ、もう少しblogのようなテキストのまわりにある何かが見えないと、blog的なウェブテキスト処理にはならないのでとっても難しいのでした。